私たちの声を聞いてください
准職員・時間雇用職員のみなさんから組合に届いたご意見

限定正職員の合格発表が来月に予定されています.組合では,限定正職員への応募が終了した9月から,准職員・時間雇用職員の方々からの声を届けていただくmukika-SOSメーリングリストを運用しています.ここでは,そこに寄せられた声を,一定の匿名化を行い発信者の了解を得られたものについてご紹介します.
この職の応募について大学は,「対象となる週20時間以上,3年以上勤務の准職員・時間雇用職員であれば,業務限定正職員(一般),業務限定正職員(特殊),目的限定正職員の3つのカテゴリのどれかには必ず応募できる」としていました.しかし,実際にはどこにも応募できなかった方がかなり存在します.また,試験内容についても必ずしもその業務への適性・能力を測るものではなかったようです.
組合では,引き続き,准職員・時間雇用職員の方々からの声をお待ちしております.


「業務限定職員に応募しようとしましたが、推薦しないと告げられました。理由は、部局に雇用の枠がないということらしいです。事情があるとはいえ、雇用終了になる理由に納得しかねると思いました。結局雇い止めと同じだと感じました。
これまでの勤務態度や今後の意欲はまったく評価の対象ではなかったのかとむなしかったです。枠が無いのに採用試験の準備をしていたのはバカみたいです。」


「業務限定(一般)の適性検査が非常に難しかった。ただ、業務として英語も使用しているが語学の問題が1問もなかったのは、グローバル化を目指す大学としてどうなのか疑問に感じた。採用人数の情報が全くなく、試験の結果も11月下旬。採用人数の見込みを挙げてもらい、難易度が高いとあらかじめわかっていれば試験に申し込まず、転職準備が早くに出来ていたはずである。」


「私も「誰でも3種類の限定正職員のどれかには応募できるはずだったのに、どれにも応募できなかった」うちの1人です。私は時間雇用ですが、上司に採用試験を申込みたいと言ったところ「ここの専攻では予算が確保できないから」ハンコ押せない」と断られ、応募できませんでした。結局は、大学は3種類の「限定正職員」を設けましたと言っても、形だけで予算の確保すらしていなく、継続雇用する気はないことを知りました。「今働いている人を大切に出来ない職場はロクな職場ではないので、もう辞めよう」というのが率直な思いです。」


「限定正職員制度の恩恵を受けられるものとばかり思っておりました。研究室の予算は十分に確保しておりますし自分自身の定年まで働けると思っておりました。しかし上司からは「来年度から2年間お願いしたい」と区切りをつけられてしまいました。今までの雇用形態なら、子供の看護のために、超勤の多い准職員から数日勤務の時間雇用職員の受け入れ先を探したりもできたのに、5年ルールのせいで、それが出来なくなったし、本来であれば教員付秘書で定年まで働けるのに雇用に区切りを付けられてしまったから、辞めた方がいいと思いました。子供が体調不良の中、多忙な業務を必死で働いてきました。無期雇用になるのでしたら、激務に耐える価値があると思いますが、来年度から2年間しか在籍できないのでしたら、辞めた方がいいと思いました。」


「限定正職員の応募のためには、20時間以上働いている必要があり、またほぼ通らないと聞くと、建前上募集しましたという証拠を残したいだけのように思います。結局20時間以内で働いている人間は、必要ないと暗にほのめかしているように思います。様々な理由によりフルタイム勤務は難しくても、自分のできる技術を使ってのパートタイムの働き方したいという思いを否定されています。この新しいシステムは、誰にとって特になるものかを知りたいです。」


「平成24年からフルタイムの准職員で従事しており、今後も働き続けたい意思がありましたので、唯一生き残れる道として提示されていた目的限定職員に応募を希望しましたが、定年まで雇用できる財源の見通しが立たないという理由で、部局推薦欄にサインがもらえず、応募させてもらえませんでした。今回応募が認められたのは、私より勤続年数が多い方だけのようでした。
いままで同じように働いてきたのに、勤続年数や部局の枠で、応募できる権利も決まるということなのでしょうか。「申請期間内に申請を行って下さい」と東北大グループウェアで何度か案内がされていましたが、非常に複雑な納得のいかない思いで一杯でした。改正労働契約法のせいで非正規雇用で働く人間は「1年毎の契約更新」から「期間の定めのない雇用」なるために採用試験を受けなければなれないのでしょうか。同じ理由で応募できなかった方達と話をしながら本当に悲しい気持ちになります。この人事に上司も苦慮されているご様子です。」


「私は週4日で勤務しております。そして、正直、無期雇用を望んでいる訳ではありません。出来ればこのまましばらく雇って頂ければと思っていました。しかし、経費が恒久的に確保できる保証が無いと言う理由で限定正職員に応募できないと言うご説明を頂きました。一度辞めて半年後また復帰してという話もあったのですが、それはできないと事務から言われました。正直、しばらくは自分が不要な人間なのか、と落ち込んでみたりもしましたが、今年度のお仕事はしっかりやって退職をする事にしました。
また、その他の職場でも、大変有能な非常勤職員が申請出来ないならと早期に退職しています。とても残念な事だと思います。困るのは先生方だと思いますし、事務の混乱も目に見えています。誰も得をしないシステムと言って良いかと思います。」


「私は秘書をしております。目的限定職員の応募を考え上司に相談しましたが、将来の人件費を保証することができないため目的限定職員を採用するつもりはないと言われました。他にも相談しましたが、結局、目的限定職員も業務限定職員もどちらも応募することができませんでした。希望しても応募すらできない人がどれぐらいいたのか、大学側にも把握して欲しいと思います。」


「業務一般に申込をして受験し終えました。全部終えてみて、今更ながら私にはこの制度は合わないと感じています。面接で何度も異動について言われました。説明会資料には業務上の必要がある場合、とありますが職員と同じくだいたい3年毎に異動してもらうとの事でした。また、業務についても期待することや業務の範囲がかなり増えること、合格した場合の新しく挑戦したい業務や自分がやろうと考えている事などを聞かれ、求めているハードルの高さに不安になってきました。賞与・退職金等はなく今までと給与は大差ありません。名ばかりの正職員という立場を与えられて重い職責を覚悟をしないといけないなら今まで通りの非常勤職員という立場で続ける道も選ばせてほしいです。前の部局で忙しい時は月の残業が100時間位あり、体調を崩したためあまりにも激務な部局に異動命令がでても、勤めきれないと思っています。雇止めまであと半年。もう大学には期待していませんが、少しでも法に沿った対応をしてくれればと思います。」


「業務限定職員(一般)の試験を受けましたが、ほとんどまともに答えられないほど難しいものでした。よほど学歴が高い人でもなければ、4以上の評価などつかないと思います。個人的なことですが、来年以降、子供の教育費をどうやって捻出すればいいのか、考えれば考えるほど絶望しかありません。」


「今回の試験は、内容はともかく採用人数がどのくらいなのかはっきりしないため、力を入れるべきなのかどうかがよくわからなかった。また、業務で英語を必要としている職員の意見なのですが、適性試験に英語が全くなかったのに驚きました。面接試験は、適性試験の合否関係なく行われるのかもよくわからず、もし適性試験で落とされているとしたら、忙しい生活の中、面接試験に行く時間が無駄です。」


「時間雇用で働いている人達は組織の部品だ。
丁度良い機会なので一斉にお払い箱にしようと考えている。
HPの清らかなイメージなんて有りはしない。

法学を教えているが、法律は遵守しない。
「大学は企業なのだよ、君。」
当たり前の話だ。
法律は触れたらアウトだが、抜ければ問題は無い。

正規職員の試験も毎年馬鹿みたいに受験してきた。

今回の限定正職員の試験も受験した。
試験日も面接日も唐突すぎる。

「あなたは離婚に対してどう思うか?」
「合わないから別れる」「別れを選ばず話し合って解決すべきだ」
性格診断なのだろうが、私は笑った。

皆、次の仕事をどうするのか話している。
「生活があるのだよ、君。」
当たり前の話だ。
私も保険を掛けておかねばならない。」


ホームへ